4月節入り晴明【二十四節気】
4月の節入りとなり、季節は晴明を迎えました。
月の干支は甲辰
木の陽と土の陽の組み合わせ
勢いある山のエネルギーに、緑豊かで大きな木のイメージです。
年の干支との相性は、壬が甲を生じる関係にありますが、かかるエネルギーが強すぎると、物事が流れやすい、地に足がつきにくい月運となりますので、自分が抱えらる容量を越えないように、バランスをとることが大切な時。
ですが、物事の調和がとれていれば、大きな結果に繋がりやすい月とも言えます。
太陽は春分から晴明の氣に変わり、新緑と生命力の溢れる季節に移り変わっていく時です。
それは、命の精が喜ぶ時
自然が煌めき、潤い、満ちていく時
物事が発展し、盛りを迎えていくエネルギーを生じる季節です。
その満ち溢れたエネルギーの恵みを受け、生き生きと元気に過ごすことで、氣運を上げられる時だと言えます。
4月のポイント
外の空気を吸い、優しい風に触れて、太陽の光を浴びましょう。
自然の生命力が強くなっていく季節は、その氣に沢山触れることで、人の生命力も快活になっていくものです。
地域によって時期に違いがありますが、今年はちょうど4月に入り桜が満開となっています。
桜は、喜びという感情に作用するエネルギーを持っています。
桜に宿っている精は、淡くて澄んだエネルギーの春の陽に満ちた揺らぎです。
その淡い光の欠片は、近くにいる人に一定期間ついています。
それは、優しい春の訪れです。
安らぎという優しいエネルギーです。
桜の精は、人がよると、喜び、踊り、歓喜というエネルギーでそこを満たします。
それは、人の感情や意識にも作用するものです。
喜ぶという感情が欠けていたり、元気が出ない時は、外に出かけて、桜の精に触れてみましょう。
風や、香りを感じて…
場の空気に同調してみて下さい。
それは貴方を包む優しい風となります。
温かい春の陽射しと、薄紅色の淡いエネルギーや、緑豊かな自然に沢山触れて、生命の力と、春の訪れを祝ってみて下さい。
それは、今ここに自分が生きていること
命という魂が在ることを
祝い、尊ぶことです。
春の氣を感じて…
光を浴びてみて下さい。
⚫︎風が舞う季節
この時期は、春風という舞う風が吹いています。
これは、緩やかで非常に優しく温かい氣なのですが、舞い上がる風は、身体の中の氣を上に上げる作用が働きます。
それは、元々緊張感が強くある場合や、のぼせやすい氣の流れがある方にとっては、それが強く出やすいのかもしれません。
氣を鎮める
頭を冷やす
氣を下に下ろす
これを意識することで、身体全体に氣が巡るように、自分を整えることが大切です。
気持ちを落ち着かせること
この季節は、先走る気持ちから焦り、戸惑いも出やすいのかもしれません。
それに伴い、興奮する心体を鎮め、優しく穏やかなエネルギーに触れながら過ごすことを意識するとよいです。
この時期に良い色は、やはり桜色の薄いピンク。また、原色に白を混ぜたような、ペール系の淡い色が吉を生じます。
皆様が、優しい穏やかな春を
淡い安らぎを感じながら過ごせる春を
過ごせますように…
良き風の舞う
4月になりますことを祈っています。
神谷 奈月