お彼岸と満月【月齢】

満月期間　　　9月20日〜9月22日

今月の満月の入り日は、お彼岸の入り日となります。

お彼岸中の満月です。

 

太陽信仰では、太陽の昇る東は陽の氣が強く、私たちがいるこの世と表現し、太陽が沈み夜になる西は陰の氣が強く、あの世に近いと考えられています。

お彼岸となる春分、秋分は、太陽がちょうど真東から昇り、真西へ沈みます。それは、昼と夜がちょうど同じくらいの長さになることを表している。

太陽が東から西への移動距離が短くなることになりますので、東と西が近くなることから、中庸になる、統合する、繋がるというようなことを意味したりします。

今月は、ちょうどそのお彼岸の入り日となる日が満月期の初日に当たり、非常に引力の強い、引き寄せの強い満月です。

また、今回の満月は、霊的なものに繋がりやすい、目に見えないものへの引き寄せが強くなるエネルギーを持っています。

亡くなった親しい人に想いが届く、供養が通ずる満月

届けたい想い…

ちゃんとお別れできていない魂

送ってあげなければいけない御霊

そういう霊的な側面に向き合う期間です。

霊的に敏感な方は、そういうものを見たり、感じたりしやすい期間になります。

霊感が強い人は、お盆あたりからその影響はあったかもしれません。

ちょっと感覚や神経が敏感になりやすい時です。

ですが、夏場に調子が悪かった方にとっては、今月の新月あたりから、心や身体のバランスを整えてくれる月になります。

またお彼岸の満月は、身体のバランスが整う、心が落ち着く、自分を癒せるという側面もある月です。

現状上手くいっていないことに対する強い執着や拘りを捨て、自然に委ねることで、癒しのエネルギーが受けられます。

調整、中庸、バランスがテーマとなる満月です。

いらないものは思い切って手放し、その勇気と一歩が新しい境地を知るきっかけとなるでしょう。

今までのしがらみや、良くない因果律から抜ける為には、意識や考え方をリセットすることが必要です。

今月の満月は、リセット、すべてを0にしてくれるようなエネルギーに満ちた月となります。

勇気を出して…

変えなきゃいけないこと

変わらなきゃいけないこと

変えたいと思っていること

 

本当の自分を大切に

 

ちゃんと乗り越えていけます。

過去の自分を手放してみて下さい。

 

また、ご先祖様や、懐かしい故人、亡くしたペット

護ってくれていた想いや御霊があります。

 

そんな魂たちへ…

安らかでありますよう

天に還れますよう

新しい良き旅に出かけていけますよう

 

自分の魂が送り灯となって下さい。

送れる魂はちゃんと前に進んでいけます。

 

お彼岸あたりの神様トンボは、懐かしい故人の魂が宿っているのかもしれませんね。

 

 

沢山の魂が癒される満月となりますように…

神谷 奈月