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5月節入り立夏【二十四節気】

2022年5月5日

活動することが吉となる月

5月5日から節入りにより、季節は立夏となります。

西洋占星術では、牡牛座の新月を越えたばかりの頃。

月の干支は乙巳となります。

乙は可憐な花のイメージ、巳は火の陰であり、思慮深さと情念の強さを思わせます。

見た目が美しい花の本質は、意外にも情熱的な強い力に支えられて、強かに咲き乱れる夏の入りです。

今月は、迫る月のエネルギーと夏至に向かって高まっていくエネルギーの中で、何を意識していくのか…

 

5月のポイント

表面化したいことをイメージして、よく考え、強い意志を持ち、実行に移す。外に出かける。

今月は二度の新月に、日本では観測できませんが、部分日食と皆既月食があります。

この影響により、新しいサイクルへ入る為の大きな精算が起こりやすいです。

それは、今まで課題に向かってきた人にとっては、大きな変化となる節目となるのかもしれません。

また、5月は11日に木星が西洋占星術における牡羊座のサインに還ってきます。

これは、目標や課題を達成しやすいエネルギーの恩恵がありますが、前日に水星が逆行となり、この木星も7月の末に逆行、10月の末には魚座へと戻ってしまいます。

一時的に牡羊座という、活気高まる始まりのサインに木星が入るという現象が起こりますが、僅か2ヶ月余りで木星は逆行となり、水星逆行による影響もある為、不安定な要素に気をつけなければいけません。

逆行による現象は、せっかく前に向かっていた物事が停滞する、思考がまとまらなくなるなどに加えて、今月の新月の影響により、焦りや高ぶる感情も出やすいと言えます。

そんな中で、木星の幸運を味方につけ、新月による転換期を良い方向に進んでいくポイントは、まさに今月の干支、乙巳の要素です。

強かに、自分の中にある魂という火を絶やさず、雨にも負けず、風にも負けず、自分の花を美しく咲かせること。

それは、信念や意志を強く持ち、粘り強さや、打たれ強さが問われる時です。

停滞した問題も、時を変えればまた流れるでしょう。

焦らず、しっかりと道を見極め、今月は元気に初夏を謳歌してみて下さい。

まだまだ寒暖差もありますが、夏至に向かう氣は強く、発展性があります。

5月は様々な影響により、氣が賑やかになっていますので、活動することで新しい出会いや再開も増えるでしょう。

外に出かけ、多くの人とコミュニケーションをとり、活気溢れるエネルギーを沢山増やしてみて下さい。

今月は、自分の氣運を高めることで、吉意が得られます。

それは、来月以降に繋がる氣運となりますので、大切に育ててみて下さい。


 

✴︎立夏の花

この季節は新緑が美しく、色々な花が華やかに咲いています。

春の桜から始まり、ハナミズキ、ツツジ、サツキ、藤の花、徐々に咲いていく生命の息吹に風薫ります。

神域には黒い蝶が舞い、神聖な空間に妖艶な美と光が満ち溢れている季節。

立夏の花は、夏に向かい盛る氣を多く受け、鮮やかな色彩に、溢れんばかりのエネルギーを宿している。

そんな季節の花たちに触れ、自分の魂という花に共鳴できるよう、花々を近くで感じてみて下さい。

それぞれの花に、それぞれの役割や個性があります。

ツツジやサツキには、甘く魅惑的なエネルギーと女性性、活動力があります。

藤の花には、神聖な香りに魔除けの力が込められています。

活動力に触れ、魔除けの功力に触れて、5月を上手に過ごしてみて下さい。

開運スポットは、晴れた日にお花のある場所です。

 

皆様が良き夏を迎えられることを祈っています。

 神谷 奈月