7月七夕は節入と小暑【二十四節気】
月の氣と季節が移り変わる日
暦による占いでは、節入りの日より月の干支が変わり、その月の氣に切り変わります。
今年の7月の節入りは7日、七夕です。
また、その日は太陽の暦は夏至から小暑へと変わります。
梅雨が明け、暑くなり始める頃ですが、最近は気候の変化が激しく不安定で、太陽の動きと一致してこないこともありますね。
梅雨が長引いたり、また梅雨明けしてもどんよりとした日が続いたりと、気圧の変動も大きいかもしれません。
そんな氣の流れと暦による7月のお知らせは、少し物事が停滞しやすい傾向があります。
先月までスピーディーに進んでいたことが、少しペースダウンする、急に疲れが出るなど、氣力を保つことが大切です。
ですが、今月は3月以降運氣が良かったと感じる方にとっては、表面上はパッとしない月でも、水面下では深く根を張っていく時期です。
根気よく、粘り強く向き合ったことが、先に吉を生じます。
現状の変化よりも先の変化を見据え、今の課題をしっかりとこなしてみて下さい。
また、7月7日は七夕。
七夕と節入り、太陽の暦は小暑へと盛り沢山な7月7日の日です。
七夕のお願い事と言えば、お願い事に竹と笹。
竹に笹は非常に演技の良いものです。
笹のさらさらという触れ合う音は、祈祷師の間では、神憑りといって、あの音に神様が宿ると言われていました。
祓幣や紙垂が風に揺れる音もそれに近いです。
竹はよく伸び育つことから繁栄を意味し、地鎮祭など土地に立てる意味もその土地の繁栄を祈って祀ります。
冬にも枯れることなく、笹の葉には抗菌作用があることから、おにぎりや餅を包んだりなど、大変有り難いものです。
七夕は、そんな笹の葉の音を聞きながら、お願い事をしてみてはいかがでしょうか?
そこに宿る神様(夏の精)に届くかもしれません。
多くの方にとって、良き月となりますように…
〜今月より蓮が華開く頃〜
泥の沼の中に根を張り、美しく咲く蓮の華は、どんな環境にも染まらず、純白の汚れなき華の精。
汚い沼ほど美しく咲くと言われる所以は、綺麗な水より、泥水の養分により育つ華。
それは、どんな困難な状況でも負けず、自身の修行の糧とし、自己開花する人の魂とよく似ています。
そんな蓮の氣に触れて、暑さに負けず、コロナ禍にも挫けず、皆様が自分らしく豊かな夏が過ごせますように…
良き御加護に恵まれることをお祈り致します。
神谷 奈月