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冬至【二十四節気】

2021年12月22日

大転換期の冬至

冬至は、地球から見て太陽が一年のうちで最も低い位置にあり、一番日が短くなる時です。

陰が極まり、陽に転ずる時

これを期に、陽の氣が増していき、大氣のエネルギーは活性化していきます。

夏至と冬至は陰陽が転換する時期となりますので、大きなエネルギー変動を伴い、人体における血の流れや氣の流れに影響があります。

それによって、感情や体調が不安定になりやすい傾向があり、大きな変化が起こる方も多いです。

特に夏至を過ぎたあたりから、物事が上手く回らないような流れが加速している方は、冬至に向かって環境が更に厳しくなっているのかもしれません。

ですが、それは転換期の特徴でもあり、大きな変化が来る前の前兆でもあります。

そんな時は、新しい風に乗っていく為に、自分自身も変化していくこと。

過去の古いエネルギーに捉われていると、感情も不安定になり、手放さなければいけない想いの精算ができません。

変化している人間関係、事故、トラブル、仕事の停滞や離職など、環境の変化に合わせて、自分自身の考え方や意識も変えていくことで、調和をしていくことが大切です。

冬至は、変化する環境によって、疲れた心や身体を癒す為の時期でもあります。

また、一年を振り返り、自分のしてきたことを思い返してみて、来年に持ち越すことと、手放すことを整理してみること。

手放さなければいけないことを手放すことで、新しいものが入ってくるスペースを開けましょう。

その為の年末の大掃除です。

現実的な大掃除と一緒に、心の掃除をすることや、身体のデトックスをすること、またリセットをした心身を癒し、力を蓄えることが重要になります。

冬至は、新しい風に乗れる自分作りをする期間

変化したことや、上手くいかない状況に落ち込んでいる場合ではありません。

来年に吹く新しい風に乗れるように、自分の意識を持っていきましょう。

特に今年の冬至は、今までよりも大きなエネルギーが動き、浄化や変化の作用が大きく働く年です。

また、来年は大きなチャンスが流れてきやすい年回りとなりますので、今の期間はとにかく自分自身を大切に、ちゃんと自分を見て、皆様に明るい気持ちで冬至からの年越しをして頂きたいと思います。

希望溢れる…

新しい光の射す 冬至となりますように


 

冬至にするとよいこと

⚫︎感情の浄化

現実的なものを捨てたり、縁切りをしたり、手放しをしても、現状がすっきりしていない場合、一番大切は感情のリセットができていないのかもしれません。

感情の浄化とは、今まで上手くいかなかった流れの中でした想いや、人間関係の中で傷ついた気持ちなどを癒すことです。

大掃除をして物の断捨離ができても、一番肝心な想いの断捨離ができていないと、苦しい気持ちのまま、年を越さなければいけません。

経験による悲しみや怒りなどが心に蓄積していると、前に進もうと思っても、思考が不安や恐れに支配されていまい、自分の放つエネルギーは過去と同じになってしまいます。

一番変えなければいけないことは、感情の変化、感情の断捨離です。

現実を変えても、感情がその経験に縛られていると、身体や氣のエネルギーは変わっていきません。

自分の放つエネルギーが変わることや、意識が変化することによって、起きてくる出来事や縁が変わります。

それが引き寄せの本質です。

 

そこで、簡易的な感情の浄化方法を記載します⇩

溜まっている感情を正直に白い紙に書き出し、その紙を燃やしましょう。

これは、自分の感情を供養するお焚き上げです。

私は依頼された厄払いの祈祷では、依頼者の想いがあまりにも溜まっているような場合には、そういった焚き上げを行なっています。

これを念供養と言います。

満たされない想いは念となり、自身の中に蓄積しているのです。

浮かばれない想い、未成仏の念はすべて吐き出し、焼き払うことで、自身の念を供養します。

その時、紙に書く内容は素直に正直に書くことです。

こうしなければいけないということではなく、想ってはいけない気持ちや、再燃してきた感情など、今自分の中にあることを認めて受け入れることから、紙に正直に記載します。

紙を燃やす時は、体内の呼吸をゆっくりと吐き出すことに意識をしながら焚き上げること。

 

✴︎乾燥している季節になりますので、紙を燃やす時は火事にならないように気をつけて下さい。

年末には焚き上げを行っているところもありますので、無理をして焼かなくても、そういった場所に持っていくのもよいです。

 

⚫︎エネルギーの浄化

厄落としとは、自分にとって不必要な想いを浄化した後、身を清めることです。

身を清めることは、身体から発しているエネルギーを変えることに繋がります。

現実的な手放しから、ようやく心と向き合うことができるようになり、心が癒えると身体のエネルギーを変えようという意識になっていくでしょう。

この時期は、身体の穢れを祓い清め、身体に優しいことする、滋養すること。

これはつまり、身体のデトックスです。

この時期は、これまでの食べすぎや飲み過ぎ、糖質、脂質、添加物の多い食品からの蓄積など、体内を整える為の食事をすることで、身体が受けたエネルギーを祓い清めること。

よく体調不良によるお祓いをお願いされることがありますが、それはあくまでも祈願であり、生活を見直さない限りは効果はありません。

食べ物による障りは、食べ物で癒すこと。

季節の野菜、旬のものには、ここで書いている二十四節気における季節性の不調を整える効果があります。

大地のエネルギー

太陽の恵みを受けたエネルギー

季節の氣で育ったエネルギー

そういったエネルギーは、身体にとってお札よりも功力のある魔法の食材だと言えます。

季節に必要な力を持った食材を摂り、しっかりと身体を癒して下さい。

 

また食事と共に、禊となる入浴法です⇩

柚子湯に入ること、神棚にお供えした日本酒を入れたお風呂に入ること。

神棚にお供えした日本酒は、家を守護して下さる土地神様の氣を頂いたものです。

そういったエネルギーで禊をする入浴は、この時期だけでなくても、身を清められるかと思います。

また、冬至と言えば、旬のものである柚子などをお風呂に入れることも禊となるでしょう。

柚子はビタミンなどの栄養素が多いことで知られていますが、神月のサイトらしいエネルギーの話をすると、陰極まる冬至の時期に元気に育つものは、この時期を強く乗り越える力を持っています。

そういう強い力を持った柚子を取り入れて、身体の穢れを祓い清めましょう。

我家では野菜や果物を育てていますが、12月になり柚子や蜜柑が元気に収穫できました。

今年柚子は今まで以上に元気がよく、蜜柑はあり得ないくらい大量の収穫でした。

これは、今年夏至からの冬の氣が非常に高まっていた影響もあるのではないかと思います。

そういう年のエネルギーを受けた旬のものは、野菜も果物も生き生きとして元気がよいです。

エネルギーが強く、身体に作用する力も強いと言えます。

身近で育つ食材を見ると、普段食事として摂るものを考えるようになりますね。

冬の太陽と土の恵みに感謝

自然の恩恵に感謝

 

皆様が健やかな冬至を過ごせること

良い年が越せることを祈っています。

神谷 奈月