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梅雨になると増える霊障相談の間違い

毎年、この時期になると霊障相談が増える傾向があります。

自分の周りがどんよりとした感じがする、視界が白い、自分の中に何かが入ってきた感じがする、耳鳴り、頭痛、めまい、怠い、身体が重い、やる気が出ないなど、一見霊的な障害のようにも見えますが、霊障ではないことが多くあります。

気圧の変化による不調は、霊障によく似ている。

梅雨の時期の氣圧の変化、季節の変わり目の氣や温度の急な変化、雨降り、山道、お風呂など、氣圧が変わることで起こる不調を霊障だと思い込んでしまうケースが多いです。

これは身体の水の循環が悪くなってしまった為に起こる症状であり、スピリチュアルに興味がある皆様が、霊障かもという疑いとなる耳鳴りやめまいは、頭部に水が偏在している為に起こる症状であったりします。

それに加え、身体が重いという症状があると、何かが取り憑いているという思考になってしまう方も多いです。

身体の水の循環が滞ることで、尿量が減り、浮腫があると、身体も重くなり、疲れやすく、怠さや眠気なども症状として出るかもしれません。

また、こういった状態になることで、氣の巡りも悪くなり、自身の氣運が落ちてしまうので、物事の流れが悪くなることもあります。

結果、何かよくないものが憑いているのではないかという思考になってしまいがちです。

ですが、こういった気象による体調不良を霊障だと思い込んでしまった為に、対処方法を誤り、症状が悪化してしまうことがあります。

すべてが霊障ではないとは言い切れませんが、ご相談のうちの大半が霊障ではないことが多いです。

スピリチュアル的な言い方をすると、身体における水の障害なので、水の触りという言い方もできますが、霊障ではない場合、お祓いやお札、塩などの対処法では症状は改善せず、余計に酷くなることもあります。

体内に水が増え、季節も水、また住んでいる場所の近くに川や池など水場がある場合には、上記の方法では余計に水による障害を増やしてしまいます。

お札や塩は五行にすると水ですので、あまりお勧めできません。

また、天然石も水物なので置く場所には注意が必要です。

まずこれは霊的な障害ではないので、そういった物理的対策ではなく、自分の身体としっかり向き合ってみて下さい。

体内の水の循環を良くする為に、身体を動かすことや気分転換をすること、氣功、自分に合った漢方薬や薬膳など、体内の水を排出することや、循環させることを意識してみましょう。

 

それから、霊媒体質の方は、こういった気象における不調、水の触りが出やすい傾向があります。

そういう体質の方は、梅雨に限らず、常に体内の水の循環が滞っていることで、湿っぽい状態になっていることが多いです。

霊の多くいる場所は、低気圧のような状態によく似ているので、常に身体が湿った状態でいると、霊的なものと氣が繋がりやすくなることから、霊が憑りやすくなります。

私自身も家系柄、昔はそういう体質でしたが、山伏の修行や運動で筋肉量を増やしたことから、霊媒体質を霊能力にすることが出来ました。

適切な対策をすることで、必ず改善は望めます。

 

対策⇩

⚫︎適度な運動をして筋肉量を増やすこと。

熱量が増えると氣運が強くなり、霊的な障害を受けにくくなります。

⚫︎水を増やすようなものを置かないこと。

塩や天然石などは水物になります。線香の煙なども同じです。間違った霊障対策は余計に状況を悪化させてしまう場合がありますので、気をつけて下さい。

⚫︎体質改善をしてみること。

漢方医のいる医療機関へ行き、しっかり体質を診てもらった上で、自分に合う適切な漢方薬を処方してもらいましょう。


神谷 奈月

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神谷 奈月

修験道祈祷師の家系に生まれ、長年霊視による悩み相談・祈祷・占い・氣功を生業として参りました。自身の経験も含め、皆様に有益な情報がお届けできれば幸いです。

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