運は自分とって良い選択の積み重ねで上がる
運が悪い、上手くいかないというご相談が多くあります。
運は元々持って生まれてきたものなのか、運や徳はご先祖様から引き継げるものなのかというご質問が多いです。
一般的に言われる運が良い人は、豊かでおおらかな人が多い。
生まれた環境や持ち物が豊かであったり、それによる余裕から内面的にもおおらかであったりします。
それによって良い判断や選択ができるゆとりがあるということが言えます。
そういう意味では、目に見える形で引き継いだ陽徳(生まれ持った容姿や財産、才能など)と、整った環境による恩恵から、良い方向性に進みやすいのかもしれません。
ですが、それは本当の運ではない。
その持って生まれてきたものは、目に見える形であり、運自体を持って生まれてきたのではないということを知って下さい。
運は自分自身の氣を高め、作り出していくものです。
運が良い人は、常に自身の氣を大切にし、自分の選択を自分でしています。
生まれた環境に左右されず、どんな状況でも自分を諦めないで、向き合っていく姿勢から氣が高まり、自分にとって良い選択がしていけるようになっていくのです。
自分の生まれ持ったものを悲観した時、自分の氣が落ち、結果的に運が下がります。
今まで、多くの人を見てきて共通して言えることは、自分の節目から悪くなっていく時、運が落ちていく時は、必ずその前に自分にとって不本意な選択や、決断しなければいけないことができずに境目を越えてしまうことによって、歪みが起きています。
それ以降、因果律の関係で知らず知らずのうちに、自分にとって良くない選択の積み重ねから、どんどん状況が悪化してしまうのです。
人は、本当に落ちている時は、自分が落ちていることに気がつきません。
誰の声も耳に入らず、気がつく時はとことん落ちて着地した時です。
着地した時は、色々なものが0になっているのかもしれません。
もしくは0にする時です。
0期には、自分の今までの選択や決断を振り返ってみて下さい。
自身を正すことができた時、そこから再生期に入ります。
再生期に入ったら行動し、氣を高め、改めて自分の選択をする時です。
運は自分にとって、良い選択を積み重ねていくことで、どんどん増えていきます。
入り口は、まずひとつ良い選択をすること。
どんな小さな選択でも、それがプラスとなれば、また次の選択へと繋がっていきます。
その積み重ねから幸が生じて、運は舞い上がっていくものです。
良い縁の結びも生まれてきます。
そして、しっかりと決断をしていくこと。
運はタイミングが大切です。
然るべき時に決断ができないでいると、チャンスは溢れ落ちてしまいます。
誰にでもチャンスはあります。
ですが、因果律の関係により、誰がそこに乗るかというタイミングがあるのです。
こうなったら決めよう、状況が落ち着いたら決断できるという考えは、乗り遅れる要因となります。
流れは自分が決断した時から動き出します。
まずは自身の氣を高め、決断できる氣を身につけましょう。
氣が高まると決断する強さや覚悟が持てます。
決断ができない理由は、今までの経験からくる不安や恐怖などのトラウマやエゴ、自分自身の性(サガ)による自分本意な欲求や都合の良い考え、自分やその未来が信頼できないことかもしれません。
自分の性質や心、過去や経験と向き合い
決断できる自分
選択できる自分
しっかり自分を見て…
捕まえて
自分の魂を大切に
本当の自分と向き合って
自分の答えを出して下さい。
そうすれば…
運はちゃんと自分についてきます。