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吉日の見つけ方

何かを始める時、どんな日を選ぶと運が開けるのかということについて。

大安、一粒万倍日、満月、新月など、最近では二十四節気の二至二分(春分、夏至、秋分、冬至)は、太陽信仰であれば大きな節目であり、エネルギーも大きく動きますので、満月や新月に並んで、特別な日であると言えるでしょう。

満月や新月については、満月はその前日、新月はその翌日がお勧めです。

 

ですが、これらの日がすべての人にとって必ず良いかというと、そうではありません。

四柱推命による陰陽五行の相性や、占星術による個人の星回りなど、人によって違う吉日があります。

また、季節による変化も人によって相性がありますので、明るい時期である春分や夏至がよいということは一概には言えません。

実は、この相性というのが一番大きいのです。

満月や新月になると、決まって調子の悪くなる人もいますし、大安や一粒万倍日の日が自分にとって良きタイミングかどうかはまた別の話になります。

自分にとっての吉日は、自分の調子が良い日です。自分の状態が良い日です。

自分が、大安や一粒万倍日に良い流れになっていると感じるのであれば、それは吉日と言えるのかもしれません。

ですが、最近調子が悪いと思っている時の世間的な吉日は、自分にとっての吉日になるかというと、そうではない。

過去コラムにも書いてきましたが、その時の自分の氣の運が良いかどうかが一番大切です。

自身の調子が良くない時の大きな物事の動きは、注意が必要になり、自分の状態が良いタイミングを選ぶのが吉日であると言えます。

無理に吉日と言われる日を選ぶ必要はないのです。

満月や新月に調子を崩す人は、無理にその日を選択する必要はありません。逆に良くない因果律に巻き込まれてしまうことがあります。

まだ自分の準備が整っていない、周りと調和が取れていないのに、強引に一粒万倍日を選ぶ必要はありません。

勿論、流れがそういう時に一致すれば、それは最良の吉日となるでしょう。

まずは自分の状態や環境が先になります。

 

自分にとって最良の日は、必ず良い方向に向かっていきます。

吉日に合わせるのではなく、吉日を選ぶこと。

自分が調子を合わせられそうな時期やタイミングであることが大切であり、吉日に振り回されるのではなく、自分の吉日を掴むことが開運に繋がります。

 

また、自分が今日は心地が良い、気分が良い、流れが良いと感じる日は、思い切って何かをしてみると、思いがけないことが起こるかもしれません。

それは貴方にとって、良い周期の始まりとなる可能性があります。

縁起が良いことです。

 

運が良い人、開運が得意な人は、そういう感性があります。

今日は来てるな、今日は流れがよいな、今日は調子がよいなという時の自分の感覚や感性を大切にして下さい。

そういう時に感性は養われます。

自分で考えることや、自分で感じることをしてみて下さい。

運が良い人は、皆それができています。

今決める時 今動く時

今はやめどき…

そういうことが分かる感性です。

これは、本来誰もが持っている能力です。

感性を養うこと、そういう嗅覚を磨くことが開運には必要不可欠になります。

 

また、自分の調子が把握できていることが大切です。

良い方向に進む為には、自分を知り、自分のコントロールができていること。

今が大切だと気がついても、古い習慣や考えに惑わされて、そこに留まってしまうことや、前に進めないこと、感情に流されて、本質を見失ってしまうことなど、上手く立ち回れないことがあります。

 

良い流れを掴める自分になること。

 

思い切って、自分で考えて

自分で決めて…

良い日取りを選んでみて下さい。

そういう自分になって、吉日を選んでみて下さい。

 

その日はきっと良い日になります。

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神谷 奈月

修験道祈祷師の家系に生まれ、長年霊視による悩み相談・祈祷・占い・氣功を生業として参りました。自身の経験も含め、皆様に有益な情報がお届けできれば幸いです。

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