年の瀬に…
毎年年末は目まぐるしく、何とか色々が間に合って、無事に年が越せるかなという時期です。
今年もそんな感じで慌ただしい年の瀬に、色々なことを感じながら、大晦日を迎えました。
2022年は寅の年になりますが、実際に干支が変わるのは、2月4日の立春になります。
占い師や祈祷師にとっては、この時期よりも立春の方が、新しい節目を迎える実感は強いのかもしれません。
節分までに本格的に厄払いをして、立春の節入りには新しい気持ちで新しい風を迎えたい。
待ち焦がれた春の訪れを祝いたいのです。
冬至からの年末年始は、まさにそんな春を迎える準備をする期間かなと捉えています。
ですが、世の中の意識は大晦日からの元旦は、やはり年の変わり目、賑やかで愉しい時ですね。
人の意識が変わり、新年の氣を感じます。
そんな年の瀬に、今まで祈祷に行ったところなどから、私が祈念した御幣が返ってきました。
私の子たち、しっかり護ってくれてありがとう。
焚上げ、冬空に送りました。
そしてまた、来年の祈念の準備です。
忙しい時期ですが、私はこの時期が好きです。
神様たちもご機嫌が良さそうにみえますね。
そんな大晦日は、大掃除が終わった神棚に鏡餅をお供えしたり、祈念用の御幣が沢山並ぶのですが、御幣や紙垂、祓幣など、一日中紙を切って終わっているような気がします。
帰ってきたお札や御幣の焚上げ、お札を書き、占術の道具を浄化して、年明けたら大祈祷をしています。
占い師や祈祷師の年末はこんな感じです。
それから、私は毎年和紙で鶴を折ります。
折鶴は縁起が良い物です。
鶴を折って開いてみて下さい。
折った線の形は図形のように美しく、そこには神秘的な力が宿っています。
翌年の事を思いながら折り、微かに空いた鶴の穴から氣を込めて息を吹き込みます。
それは新しい年の御守りに…
然るべき場所に飾ります。
それは、自分の家の大切な場所です。
今年は、私の公式サイトである神月のコラムページを夏至に公開しました。ご縁を頂いた方、お読み頂いて有難う御座いました。
拙い自作HPですが、色々なお声を頂けて嬉しく思います。
暦のカレンダーの更新がぎりぎりになってしまいますが、また来年もお付き合い頂けると幸いです。
壬寅の2022年
皆様にとって良き年になりますことを祈って、新年の祈祷をしたいと思います。
皆様が良い年を迎えられますように…
神谷 奈月