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青い炎の月とお彼岸

曼珠沙華の季節。

この季節になると、霊的なものが活発になるので、特に夜はざわざわと騒がしく、目に見えるものや、聞こえるものも多くなって参ります。

昔はそういうことに敏感になっていた時期もありましたが、いつしかそういうことに捉われなくなっていました。

気にしなければ、波長を合わせなければ、影響は少ない世界でもあります。

そんな頃もあったなと、あんな意識の時もあったなと、今年は過去を思い出すことが多く、私にとって振り返りの年のようです。

そんな変化を迎える前のような騒めきの中、神域で皆既月食の時に、不思議なご縁を頂きました。

自分の魂へ還るというお知らせと、私の身体に起きた変化に抗いと、憤りと、破壊と再生を繰り返して…

それがいよいよ佳境に入ったようです。

 

私は生まれ変わりたい。

 

そんな時に見た月は、とても青くて…

月のまわりは青い炎のように輝く、お彼岸の入りの満月でした。

真っ赤に染まった月を見たことがありますが、鮮明に青く銀色がかった月を見たのは初めてです。

今年は曼珠沙華がより赤く、鮮やかに映る。

死人は色の濃いものに、赤いもの、黒いものに憑ります。

私の家は餅屋でしたが、お饅頭なども作っていたので、この時期は御萩も作っていました。

御霊には、小豆色の御萩はよく見えるのです。

香りに憑ります。

水に同化します。

それは、よく視る光景でした。

 

成仏できない霊は、好んでここにいるわけではない。離れたくても、魂への還り方が分からないのです。

好きで恨む人も、怒る人も、執着する人もいない。

皆何かに飢えて、苦しくて、助けて欲しくて…

そこに留まっている。

人間らしい想いの集合体です。

 

上がれば楽になれるのに…

でも、離れるのが怖い

それは人間も同じではないでしょうか。

 

霊も元は人で生きていた人間です。

神霊も人であった御霊です。

ただ、祀られているかいないか、魂に力があるかないかだけの違いで…

死んでもなお力の優越があることに物悲しく思います。

どうか、亡くなった人たちが…

皆同じところへいけるように

 

天に還れますように

 

次は 幸せに生まれ変われるように

 

この時期はそんなことを祈りたい。

 

青い炎のような月のエネルギーのお彼岸

星の配置的にも霊界が近くなるような引力が強い期間となりましたが、0になる力が強く働いていたように感じました。

 

蘇りの月

 

ここから冬至までの期間は、今年は霊的に少し寒い期間となるかもしれません。

ですが、来年はきっと温かい年が迎えられるのではないかと感じています。

私自身も、来年は新しい変化へ向かって、年内は大切に過ごそうと思いました。

 

青い月に  ありがとう

      神谷 奈月

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